傷害罪は喧嘩両成敗ですか?
まず、「喧嘩両成敗」と言う言葉があるようにケンカに勝とうが負けようがどちらも処罰の対象になります(暴行をした場合)。 一方で、片方がケガをしてしまった場合、怪我を負わせた方のみが傷害罪で逮捕される可能性が高まります。 一方的に殴ったりすればケンカではなく暴行事件になります。
傷害の罪の例は?
傷害罪は、人の身体に対する傷害行為を処罰する犯罪です(刑法204条)。 たとえば、人をナイフで切りつけてケガを負わせるというのが、傷害罪の典型例です。
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傷害罪の怪我の程度は?
傷害罪の成立には、加害者が他人を傷つける行為をした結果、相手が実際に負傷した事実が必要です。 具体的にいうと、「出血した」「打撲した」「骨折した」「内出血した」等が考えられます。 傷害の有無や程度は、一般的に 医師の診断書を根拠 とします。
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傷害罪になるには?
喧嘩をして相手に対して殴る蹴る,胸ぐらをつかむなどの行為をしたが相手が怪我を負うに至らなかった場合には暴行罪,これらの行為の結果相手に怪我を負わせてしまった場合には傷害罪,相手を死亡させてしまった場合には傷害致死罪が成立することになります。
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傷害罪 いくら取れる?
傷害罪の示談金相場 【10~100万円】
暴力事件などによって被害者が怪我を負った場合には、傷害罪が成立します。 この場合、被害者の治療費や、入院などにより生じた損害賠償とプラスで10~100万円が相場になります。
傷害罪の証拠になるものは?
1 傷害罪の証拠となるものは?被害者の供述加害者の供述目撃者の供述診断書音声データ、動画防犯カメラの映像武器
傷害罪 何年入る?
傷害罪の法定刑は「15年以下の懲役又は50万円以下の罰金」です(刑法第204条)。 有期懲役は原則的に1ヶ月以上20年以下(刑法12条1項)、罰金刑の下限は1万円(刑法15条)ですので、細かく言えば、傷害罪の法定刑は「1ヶ月以上15年以下の懲役または1万円以上50万円以下の罰金」ということになります。
傷害事件 示談しないとどうなる?
傷害罪の示談をしない場合、傷害罪の加害者は、その後の刑事手続において、示談が成立した場合と比べて重たい処罰を受けるリスクを負います。 また、傷害罪の示談をせずに刑事処罰を受けたとしても、傷害罪の加害者は、傷害罪によって相手に与えた損害につき、引き続き損害賠償責任を負い続けることになります。
示談に応じないとどうなる?
示談交渉に時間をかけたり、裁判など示談以外の形で解決を目指したりする場合には、消滅時効により、損害賠償金(示談金)を受けとることができなくなるおそれがあります。 交通事故の損害賠償金(示談金)を請求する権利は「時効」で消滅することがあるためです。
傷害は重い罪ですか?
上述したとおり,傷害罪の刑罰には,重い傷害結果を踏まえた15年以下の懲役という重い刑罰も定められていますので,重い傷害結果となれば,初犯とはいえ罰金では済まず,公判請求される可能性が高くなります。 特に,重い傷害結果に加え,犯行態様が悪質であると,公判請求を避けるのは非常に難しくなってきます。
傷害罪は重罪ですか?
傷害罪は重罪とされており、逮捕・起訴されると重い刑罰が科される可能性があります。 もしご家族が傷害罪で逮捕されてしまったら、弁護士への相談をおすすめします。 弁護士は被疑者・被告人の身柄を早期に解放し、重い刑事処分を避けるために、さまざまな角度から弁護活動をおこなっています。
示談のデメリットは?
示談交渉のメリット、デメリット
弁護士費用(着手金)も低額ですし、訴訟に比べると早く進むのが普通です。 デメリットとしては、あくまでお互いの合意が前提なので、大きな争いがある場合には解決出来ないことが多いです。 また、利息や弁護士費用などを請求出来ないのが一般的な慣習なので、裁判に比べて金額が低額になりがちです。
示談が成立したらどうなる?
刑事事件における示談とは、事件の民事上の賠償責任を話し合いによって解決する手続きのことです。 加害者は被害者の負った損害を金銭的に賠償します。 被害者はそれに同意して民事上の賠償責任がなくなったことを確認します。 条件によっては被害届を取り下げたり、加害者を許したことを確認したりもします。
傷害事件を起こしたらどうなる?
傷害罪は15年以下の懲役または50万円以下の罰金であり、重い刑罰だといえます。 もし傷害事件を起こしてしまった場合は、少しでも早く弁護士に相談をしましょう。
傷害行為とは何ですか?
傷害罪の傷害行為とは、「人の生理的機能を害する行為」とされており、簡単に言えば被害者を怪我させる行為のことを指します。 傷害罪と似た犯罪として暴行罪が挙げられますが、暴行罪は殴る蹴るといった有形力の行使であることが要件とされていること、そして傷害に至らない、つまり怪我をさせないことが要件とされています。
示談 断るとどうなる?
被害者がいる事件で示談が成立していなければ、逮捕されたり、起訴されたりする可能性が高くなります。 示談が成立していないということは、被害者の処罰感情が大きく、加害者を許すことができないと判断されるため、処分や判決に悪影響がでる可能性があります。
示談したら捕まらない?
軽微な傷害事件の場合、示談が成立すれば逮捕に至らない場合もあります。 傷害事件の示談成立は、その後の刑事手続きに影響を及ぼします。 場合によっては、刑事裁判にならなかったり、不起訴で前科がつかない可能性が上がります。 傷害事件の場合、怪我の程度などが軽微な事件であれば不起訴になるケースもあります。
示談金は誰が決める?
この示談金は、その内容としては、治療費や慰謝料などの被害者に発生する損害を全てひっくるめたお金ということになります。 なお、示談において、この加害者が支払う示談金をいくらにするのかについては、被害者と加害者が話し合いの中で自由に決めることができます。
示談できない罪は?
これに対して,文書偽造罪や公務員に対する犯罪,収賄罪,贈賄罪などのように国家や社会の利益を侵害するような犯罪は,犯罪の性質上,示談の対象となりません。 また,覚せい剤所持・使用,大麻の所持のような薬物犯罪は,直接の被害者がいないため,示談ということが観念できません。
損害賠償 いつもらえる?
保険会社に署名、捺印した示談書が届いたら、示談成立となります。 示談成立後、約1〜2週間後に保険会社から示談金が支払われます。