「かぐや姫とつけつ」とはどういう意味ですか?
「光り輝く姫」の意。 物語本文には「(名を)なよ竹のかぐや姫とつけつ」とある。 「竹取の翁」と呼ばれる老人が、山中で竹の中に身長三寸ほどの少女がいるのを見つけて連れ帰り、籠に入れて育てた。
「このちご養うほどに」とはどういう意味ですか?
この 児 ちご 、養ふほどに、すくすくと大きになりまさる。 この子は、育てるにつれて、すくすくと大きく成長していく。 ばかり=副助詞、(程度)~ほど・ぐらい。
「けうらなること世になく」の現代語訳は?
光り輝くように美しい。 清らかで美しい。 [訳] この子(=かぐや姫)の容貌(ようぼう)の清らかで美しいことといったら世にまたとなく。
かぐや姫の本当の罪は何ですか?
縁起では「かぐや姫」は「姦淫の罪」を得たという。 「姦淫の罪」というのは、神の子を身籠る、つまり処女懐胎のことを示し、不義密通を問われたとされている。 これらの罪は、人々の罪(穢れ)を「かぐや姫」という神が被り、その罪(穢れ)を祓うために「さすらう」のだという。
なよ竹のかぐや姫の名前の由来は?
「竹取物語」の主人公。 竹取の翁が竹の中からみつけた身長3寸(約10cm)ほどの少女が,翁夫婦にそだてられ3ヵ月でうつくしく成長し,「光りかがやく姫」の意でかぐや姫と名づけられる。
「泣きたまふ」の口語訳は?
泣いて取り乱す。 激しく泣き悲しむ。 [訳] 女房たちが悲しさに堪えきれず、泣いて取り乱すでしょうから。
「なりまさる」とはどういう意味ですか?
なり-まさ・る 【成り増さる・成り勝る】
ますます…となってゆく。 しだいに…になる。 [訳] この赤ん坊は、育てているうちに、すくすくと大きくなってゆく。
「髪上げなどさうして」とはどういう意味ですか?
あれこれと手配する。 [訳] (かぐや姫が)一人前の大人になったので、髪上げの祝いなどをあれこれと手配して。
「腹あしき」とはどういう意味ですか?
はら-あ・し 【腹悪し】
意地が悪い。 [訳] 意地が悪くおしゃべりな者で。 怒りっぽい。
「思いもぞつく」とはどういう意味ですか?
おもひ-つ・く 【思ひ付く】
好ましく思う。 好きになる。
竹取物語のかぐや姫が地球に来た理由は何ですか?
竹取物語の英語版Wikipediaに、かぐや姫が地球に来た理由が「月面戦争が起きており、安全を確保するため」と説明されており、ネットで話題になっている。
かぐや姫の前世の罪は?
竹は、成長期を過ぎると、以後何年経っても伸びない、かぐや姫も僅か3ヶ月で、大人の女性となり、その後年を取らず。/かぐや姫の前世での罪は、姦通罪。
「三寸ばかりなる人」とはどういう意味ですか?
○ 三寸ばかりなる人、いとうつくしうてゐたり。 ・ ずいぶん小さい。 (一寸は約3㎝ぐらいである。) ・ とてもかわいい人である。
「竹を取ること久しくなりぬ」とはどういう意味ですか?
【現代語訳】 翁は、(黄金の入った)竹を取ることが、長く続いた。 (そのため)富豪になった。 この子が大変大きくなったので、名前を御室戸斎部の秋田を呼んでつけさせる。
「いと恥ずかしうなむ」とはどういう意味ですか?
・いと恥づかしうなむ。 (とても恥ずかしいことでございます。)
物におそはるる心地してとはどういう意味ですか?
物に襲はるる心地して、驚き給へれば、灯も消えにけり。 物に襲われるような気持がして、目をお覚ましになると、灯火も消えてしまっていた。
「さうして」とはどういう意味ですか?
あれこれと手配する。 [訳] (かぐや姫が)一人前の大人になったので、髪上げの祝いなどをあれこれと手配して。 「とかく」を「左右」と書き、そしてこれを「さう」と読んだため、この「さうす」の形ができたとする説に従った。
すくすくと大きになりまさるとはどういう意味ですか?
この 児 ちご 、養ふほどに、すくすくと大きになりまさる。 なりまさる=ますます~となっていく。 この子は、育てるにつれて、すくすくと大きく成長していく。
「髪上げさせ」とはどういう意味ですか?
かみ-あげ 【髪上げ】
女子の成人の儀式で、それまで垂らしていた髪を頭頂に結い上げて、後ろに垂らすこと。 平安時代の貴族社会では、結婚前の十二歳から十五歳ぐらいの間に、「裳着(もぎ)」とともに行った。 「女房(にようばう)」「女官(にようくわん)」が、儀式参列や給仕の際にした、髪が食べ物につかないようにする髪型。
「髪上ぐ」とはどういう意味ですか?
かみ-あ・ぐ 【髪上ぐ】
成人の儀式の髪上げをする。 [訳] 垂し髪の少女は髪上げをしただろうか。 (ある仕事のために)髪を上げる。