香辛料が貴重だった理由は何ですか?
中世後期に関しての香辛料の高騰は、1453年にオスマン帝国が東ローマ帝国を滅ぼして、地中海の制海権を得て東方貿易が衰退しことが大きな要因でしょう。 ヨーロッパに自生しておらず、インド、東南アジアが産地である香辛料は10世紀頃からレバント貿易*による交易品でした。
ヨーロッパ人はなぜ香辛料を求めたのか?
ヨーロッパでは、広い国土の中で食料を遠くまで運ぶ必要や、冬に食物を確保する必要、つまり腐敗を防ぐ“保存”のためにスパイスが使われてきました。 また強い臭みの肉類の臭み消しや香り付けの食文化が発達し、そこからスパイスやハーブに関心が向いていきました。
大航海時代 なぜ香辛料を求めた?
香辛料が欲しい! 大航海時代が始まった要因の一つが 胡椒(こしょう) などの 香辛料 です。 ヨーロッパの食事は 肉食 がメインですが、当時は冷蔵庫など肉を保存する技術がありませんでした。 そこで、肉を保存したり味を変えることもできる香辛料の出番というわけです。
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コロンブスはなぜ香辛料が欲しかったか?
匂いが感染症を運ぶものだと考えられており、香辛料がその匂いを消すとされていたのだ。 他にも胃や腸、肝臓の薬としても使われていたため、香辛料は「万能の薬」として、狂気とも思える執着心でヨーロッパ人に求められたのだ。
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なぜ胡椒が高かったのか?
胡椒には防腐、抗菌作用があり、冷蔵技術が未発達な中世ヨーロッパの大航海時代には食料を長期保存するために重宝されたため、高価だったようです。 江戸時代後期には、「初物を食えば七十五日長生きする」という俗説があったそうで、特に初鰹はその代表として江戸っ子たちがこぞって買い求めたようです。
胡椒はいつ日本に来たか?
実は、日本における胡椒の歴史は、1300年前の奈良時代から始まると知って驚きました。 原産はインドで、唐(中国)を経由して、奈良時代の日本に伝わりました。 最初は薬として用いられたようです。 その後平安時代に一度途絶え、室町時代に明(中国)との交易で再登場します。
日本最古の香辛料は何ですか?
山椒は、すでに縄文時代には利用されていた日本最古のスパイス。 芳香と、口の中がしびれるような辛みが特徴です。 一方山椒の中国版が花椒で、山椒よりもさらに芳香、辛みが強いようです。
なぜインドにはスパイスがあるの?
インダス文明については、インド南西部に移住してきたドラヴィダ人がインダス川流域に文明を形成したという説が有力で、インダス川の水運を生かした交易を展開していたと言われています。 その交易の中でメソポタミアやエジプトで栽培されていたスパイスが持ち込まれ、この頃にインド料理の原型が作られたとも。
世界四大スパイスとは何ですか?
その中でも「コショー」「ナツメグ」「クローブ」「シナモン」は“世界4大スパイス”として知られています。 スパイスを求めて欧州からアジアなどを目指した15世紀の大航海時代や、さらに古くはミイラが作られていた時代にさかのぼるほど、スパイスの歴史は古く、長い間人々を魅了してきました。
なぜ西インド諸島と呼ぶのか?
西インド諸島はインドの近くにないのに、なぜ「西インド諸島」という名前なのか知りたい。 『総合百科事典ポプラディア 8』 (ポプラ社 2011年)によると、西インド諸島の名は、「コロンブスがはじめてバハマ諸島の小島に上陸したとき、「インドについた」とかんちがいしたことから、この名がつけられた。」
香辛料の生産国はどこですか?
名称/別名 (学名・英名・科名) | 利用部位 | 主要産地 |
---|---|---|
コショウ/胡椒、ペッパー、黒胡椒、白胡椒、グリーンペッパー、ペパー | 果実 | マレーシア、ブラジル |
(Piper nigrum L.・Pepper・コショウ科) | ||
ゴマ/胡麻、セサミ | 種子 | 中国、インド、スーダン |
(Sesamum indicum L.・Sesame seed・ゴマ科) |
インドネシア 香辛料 なぜ?
気候風土や文化、採れる食材もインドネシアの各地域によって大きく異なります。 インドネシアは気温が高いので、食欲を維持するために香辛料を使った料理が多いです。
ミイラに使われたスパイスは何ですか?
カレーなどのインド料理によく使われる「クミン」。 実は原産地はインドではなく、エジプトなんです。 紀元前4000年前までは、王や高貴な人はミイラとして保存されていましたが、ミイラを作る時に使用されていたのが、スパイスの「クミン」と「アニス」、そして「マジョラム」だったと言われています。
カレーはインド発祥ではない?
カレーはインドで生まれた料理です。 しかし、私達が普段使っているカレー粉というものはインドには存在しません。 現在、カレー粉と呼ばれているものはイギリスで作られたものなのです。
カレーは誰が考えた?
1876年(明治9年)
1日おきのライスカレーはクラーク博士の発案と言われています。
香辛料を多く使う国はどこですか?
◆今日のスパイス貿易
アメリカは現在、世界で最もスパイス輸入量が多く、ドイツ・日本・フランスがそれに続いています。 最大のスパイス市場はシンガポールで、ペッパー、バニラ、シナモン、クローブ、アニス、コリアンダー、クミンなどが周辺各国から集まり、商われています。
香辛料の発祥地はどこですか?
スパイス文化のルーツはインダス文明にあり
ターメリックをはじめ、コショウ、クローブ、シナモン、ジンジャー、カルダモン、といった古くから親しまれてきたスパイスはすべて、インドでは既に紀元前から利用されていたと言われています。
コロンブスを支援した王女は誰ですか?
レコンキスタ(国土回復運動)を終結させ、コロンブスの航海を支援した、スペイン建国の母とよばれるカスティーリャ王国の女王!
コロンブス 何を見つけた?
その後、コロンブス一行はキューバ本島とイスパニョーラ島を発見。 歓迎した先住民族たちから金品を略奪して虐殺したのちに出航し、スペインへと帰国した。 一般に、彼がサン・サルバドル島に上陸した1492年10月12日をコロンブスによるアメリカ大陸の発見と呼ぶ。
世界最古の香辛料は何ですか?
■コリアンダーの歴史
ギリシャ南部にある先史時代の遺跡からコリアンダーの種子が発見されたことから、人類に使われた最古のスパイスとも言われています。 インドや東南アジアで代表的なスパイスとして親しまれています。