「足乳根」とはどういう意味ですか?
「足乳ねの」は,母にかかる枕詞です。 「足乳ねの母は死にたまふなり」という下の句には,自分を生み育ててくれた母の死に対する,限りなく深い悲しみがこめられています。
「のど赤き玄鳥」の意味は?
その日を心待ちにする青年の思いを歌った一首です。 母の臨終のせつな,ふと上を見ると,のどの赤いツバメ(玄鳥)が2羽,はりに止まっているのが目に飛び込んできた,そんな情景をよんだ句です。 「屋梁」は「屋根の重みを支えるために,柱の上に渡す横木」のことです。 「ゐて」は「止まっていて」という意味です。
のど赤き玄鳥ふたつの読み方は?
斎藤茂吉/のど赤き玄鳥(つばくらめ)ふたつ屋梁(はり)にゐて足乳(たらち)ねの母は死にたまふなり
のど赤き玄鳥ふたつの作者は誰ですか?
のど赤き玄鳥ふたつ屋梁にゐて足乳根の母は死にたまふなり 斎藤茂吉の代表作短歌集『赤光』の有名な連作の歌の現代語訳と解説、観賞を記します。
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たらちねの使い方は?
たらちね【垂乳根】 の解説 母。 母親。 「―の消えやらで待つ露の身を風より先にいかでとはまし」〈増鏡・新島守〉 親。 両親。 父母。 「―はいかに哀れと思ふらむ三年になりぬ足たたずして」〈今鏡・六〉 父。 父親。
たらちねの漢字は?
「たらちね」には、「足乳根」との漢字表記となっています。
たらちねの母とは?
たらちね【垂乳根】 ① 母。 ② 父でも母でも、また両親の場合をも含めて、親をさしていう。 [2] 落語。
斎藤茂吉の代表作は?
斎藤茂吉 (さいとうもきち) 1882~1953
山形県生まれ。 号は童馬山房主人。 精神科医の側ら、「アララギ」の中心人物として、17冊の歌集、多数の歌論・研究・随筆を残しました。 代表作に歌集『赤光』、『柿本人麿』全5巻など。
春の鳥な鳴きそ鳴きそとはどういう意味ですか?
現代語訳と意味(解釈) 「春の鳥よ、そんなに鳴かないでおくれ。 外の草原を赤々と染めながら夕日が沈もうとしている。」 という意味になります。
「たらチネの母」とはどういう意味ですか?
① 母。 ② 父でも母でも、また両親の場合をも含めて、親をさしていう。
たらちねの親の心をなぐさめよの意味は?
○ たらちねの親の心をなぐさめよ 国につとむるいとまある日は 大意:誰も彼も国家の為に職務が多忙であらうが、その多忙の国務の余暇には親の心をなぐさめてよく孝行をなせよ。
和歌の枕詞で母にかかる言葉は?
たらちね‐の【垂乳根の】
枕 語義未詳。 ① 「母」にかかる。
斎藤茂吉の妻は誰ですか?
茂吉の妻斎藤輝子は、1895(明治28)年、病院を経営する斎藤紀一の次女として東京浅草に生まれました。 その10年後、まだ幼い輝子の婿養子として入籍し斎藤家の一員となった茂吉は、「をさな妻」と題した歌11首を歌集『赤光』に載せています。
斎藤茂吉 養子 なぜ?
幼少期より成績優秀で神童とまでいわれた茂吉ですが、生家である守谷家には進学のための経済的な余裕がありませんでした。 そのため15歳のときに、東京・浅草で医院を開業する同郷の医師斎藤紀一の養子候補として上京することなったのです。
向日葵は金の油を身にあびてゆらりと高し日のちひささよ 何句切れ?
この歌は四句目「ゆらりと高し」のところで一旦文章の意味が切れますので、「四句切れ」の歌となります。
北原白秋の春の鳥の句意は?
【意味】 春の東風が吹いたら、また美しい花を咲かせておくれ、梅の花よ。 主がいなくても、春に花咲くのを忘れてくれるなよ。
たらちねの 続く言葉は?
主要な枕詞一覧
枕詞 | 続く言葉 |
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たらちね(垂乳根)の | 母・親 |
ちはやぶる | 神・宇治・氏(うぢ) |
ぬばたまの | 黒・夜・夕べ・夢・月・髪 |
ははそは(柞葉)の | 母 |
「人の親の心は闇にあらねども」の意味は?
[訳] 人の親の心は闇ではないけれど、子供のことを思う道には、まるで闇の中にいるように何も見えなくなって、ただただ迷ってしまうことだ。 子供のことを思うと分別すらなくなってしまう親心を素直に表現した歌。
あしひきの 何詞?
山の枕詞。 山と関連する語「尾」「峰」などの枕詞ともなるが、語義やかかり方は未詳。
斎藤茂吉の父親は誰ですか?
斎藤茂吉
斎藤 さいとう 茂吉 もきち | |
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代表作 | 『赤光』(1913年) |
主な受賞歴 | 学士院賞『柿本人麿』(1940年) 読売文学賞詩歌賞『ともしび』(1949年) 文化勲章(1951年) 文化功労者(1952年) |
子供 | 斎藤茂太(長男) 北杜夫(次男) |
親族 | 斎藤紀一 (養父) 斎藤由香 (孫) |