高炉セメントA種とB種の違いは何ですか?
クリンカ、石膏とともに混合材として高炉スラグを採用したセメントのことで、高炉スラグの比率によってA種(5を超え30%以下)、B種(30を超え60%以下)、C種(60を超え、70%以下)があります。 一般には高炉セメントB種がよく使われ、特に土木のコンクリートで多用されます。
普通コンクリートと高炉コンクリートの違いは何ですか?
高炉セメントを使用したコンクリートは、普通ポルトランドセメントを使用したコンクリートに比べ 次のような長所と短所がある。 [長 所] ①塩化物遮蔽性や化学抵抗性が大きいため、塩害やアルカリ骨材反応等の化学的な耐久性 に優れている。 ②水和速度が遅く、コンクリートの温度上昇が小さいため、ひび割れが生じにくい。
高炉スラグコンクリートの欠点は何ですか?
◆高炉スラグコンクリートの注意点水和反応(※2)が穏やかなので、型枠を外す時期を2日程度延ばす必要がある硬化に必要な湿度を保つため、型枠を外した後はコンクリート表面を湿潤養生する必要がある
高炉セメントBとは何ですか?
高炉セメントB種は、普通ポルトランドセメントの約40%を高炉スラグで置換しています。 その分、天然の石灰石資源使用量を削減することができます。 高炉セメントB種は、普通ポルトランドセメントと比較し、製造時のエネルギー使用量を約40%削減することができます。
高炉セメントBの特徴は?
商品の特徴・基本仕様
セメントの水和反応で生成した水酸化カルシウムなどのアルカリ性物質や、石膏などの刺激により水和・硬化する「潜在水硬性」と呼ばれる性質をもっています。 長期強度発現性や化学抵抗性に優れたコンクリートを製造することができます。 その中でもB種が最も多く生産され、幅広い分野で使用されています。
高炉スラグとは何ですか?
高炉スラグ 高炉スラグは、溶けた銑鉄を製造する高炉で鉄鉱石に含まれる鉄以外の成分と、副原料の石灰石やコークス中の灰分が一緒に溶融分離回収されたもので、銑鉄1t当たり約290kg生成されます。 高炉から排出されたスラグは、約1,500℃の溶融状態にあり、その冷却方法によって徐冷スラグと水砕スラグに分類されます。
高炉セメント どこで使う?
普通ポルトランドセメントより水和熱が低く、硬化後の化学抵抗性が強いことから、強度と耐久性が要求される橋脚やダムなどの土木工事用途に多く使用されています。 また耐海水性に優れることから、港湾施設にも採用されています。
セメントとスラグの違いは何ですか?
スラグセメントスラグセメント slag cement
高炉水砕スラグとポルトランドセメント,またはセッコウと混合したセメント. 高炉スラグを急冷した水砕スラグはガラス質からなり,石灰含有量が高く,化学的に活性で潜在水硬性をもつので,ポルトランドセメントあるいはセッコウなどと混合されてセメントとして利用される.
セメントのNとは何ですか?
3.「セメントの種類による記号」とは次のとおりとする。 【N:普通ポルトランドセメント、 BB:高炉セメントB種、 H:早強ポルトランドセメント】 2.コンクリートの配合は、原則として構造物の設計基準強度または要求性能上必要な水セメント比のいずれか厳しい条件で選定する。
フライアッシュセメントとは何ですか?
フライアッシュセメントは、火力発電所などの微粉炭ボイラーの燃焼排ガス中から回収された、微細な石炭灰 であるフライアッシュを混合材として用いたセメントです。
高炉スラグの色は?
高炉セメントあるいは高炉スラグ微粉末を使用したコンクリートは,型枠を取り外した直後にコンクリ ート表面が緑青色を示すことがあります. この発色は,W/C が小さい場合やコンクリートが湿潤状態である 場合に濃くなる傾向にありますが,水和反応の進行に伴うものであるため,水和反応が順調に行われてい ることの証でもあります.
セメントを使わないコンクリートとは?
ジオポリマーは,「セメントを使わないコンクリート」と呼ばれるだけあって,コンクリートと同じような用途で使う材料として,土木,建築の分野で研究開発や実用化が進められています1, 2)。 「セメントを使わない」という代名詞には,セメント製造時のCO2発生を避けるということ,「環境負荷低減への期待」が込められています。
早強コンクリートの欠点は何ですか?
それよりも、工期短縮のため早強セメントを使用したことで、以下のような懸念事項があります。早強セメントはセメント量が多く、水和熱による温度ひび割れが発生しやすい。(セメント量が多いことは、自己収縮ひびわれが発生しやすい。工期がないため、養生が十分に取れていない可能性がある。
モルタルとコンクリートどっちが安い?
コンクリートとモルタルの同量分の価格を比較するとモルタルの方が価格は高いです。 コンクリートもモルタルもセメントが含まれています。 またセメントの価格は、コンクリートやモルタルのほかの原料である砂や砂利よりも高くなっています。 その価格の高いセメントの配合量が、コンクリートよりもモルタルの方が多くなっています。
ブリーディングとは何?
ブリーディングとは、コンクリート打設後に、コンクリートの表面に水が浮き上がる現象です。 コンクリートは、セメント、細骨材、粗骨材、水で構成されています。 水よりセメントや骨材の方が密度が大きいため、比重が小さい水は表面に上昇しセメント・骨材は下降することでブリーディングが起こります。
フライアッシュセメントの利点は?
フライアッシュを混和材として利用することにより、コンクリートの長期強度が増進し、組織が緻密化 して密実なコンクリートとなります。 また、フライアッシュは、アルカリシリカ反応の抑制や水和熱の低減、 化学抵抗性の向上など多くの優れた特性により、コンクリートの耐久性を総合的に向上させます。
高炉スラグと水砕スラグの違いは何ですか?
「高炉水砕スラグ」の原材料は、鉄鉱石、石灰石、コークスといった天然の鉱物資源です。 高炉で鉄を製造する際、鉄の元となる銑鉄と同時に高炉スラグが生成されます。 この高炉スラグを高圧水で急冷したものが水砕スラグです。
スラグとは何ですか?
ごみの焼却灰等を1200℃以上の高温で溶融して生成されるガラス状の固化物のことをいい、土木・建設資材として有効利用がなされています。 なお、「スラグ」は本来の意味では、金属を精錬する際発生する「残渣」とか「かす」とかいう意味があります。
コンクリートは何日で固まりますか?
完全に固まるには1ヵ月くらいかかってしまいます。 さらにコンクリートが固まる日数は天候によって大きく左右されます。 雨が続いてしまったり、冬の寒い季節はやはり固まりにくくなります。 逆に気温の高い夏場は早く固まります。
コンクリートは何時間で固まりますか?
新しい化合物のことを「水和物」と呼びます。 そして、水和反応をするときに熱を発します。 これを「水和熱」と呼びます。 また、セメントが5~6時間たつにつれ、だんだん固くなって、形が変えられなくなるまでを「凝結」と呼び、かたまりが更に固いかたまりになることを「硬化」と呼びます。